【玆山魚譜(チャサンオボ)】ソル・ギョングとイ・ジョンウンのロマンスはどこまでが実話?

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今日も、映画『玆山魚譜(チャサンオボ)』についてのweb記事を拾い読みしている中で面白い記事を見つけました。

news.joins.com


時代劇マスターであるイ・ジュニク監督が数年間をかけて考証・研究した資料を、卓越した映像美に盛り込んだ映画『玆山魚譜』はどこまで実話なのか? という内容の記事です。
先日、こちらの記事で監督が“映画の中では時代考証と想像力がぶつかる時により優先したいもの”について語っていたのを読みました。
ちょうどその部分について、今度は『玆山魚譜を訪ねて』という本を執筆した生物学教師の助言を借りて作成された記事になります。

記事すべての訳をすると長くなるので、私が特に興味深く感じた部分を抜粋します。
(文章全体を読みたい方はニュース本文をPapago等で翻訳してみてください!)




チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)とカゴテク(イ・ジョンウン)のロマンスは実話なのか?

結論から言えば事実だ。
映画では西洋の学問を修めたことが罪の原因で島流しにされたチョン・ヤクジョンが、黒山島の女性カゴテクの家に身を寄せ、愛が芽生え子も授かった。
金薫(キム・フン)の小説『黒山』ではスンメという名前で出たりもする。

チョン・ヤクジョンは16年間の配流生活をしてそのまま罪が解かれることもなく牛耳島で亡くなった。
一種の“傍女”だった女性とその子の生については知られていないが黒山島に住み続けたようだ。
彼らの関係は、チョン・ヤクジョンと妻の手紙のやり取りの中でも知ることができる。
チョン・ヤクジョンが配流生活をしている間に息子が病で死亡すると、妻は養子をとりたいと希望した。
「あなたはそこで妾をもって子まで生まれたのに私は子も無くどうやって生きればいいのか」
最初は反対したが、結局は親戚の子を養子にしたと伝えられている。


朝鮮時代の配流は死刑の次に重刑で、基本的に終身刑だった。
韓陽(ソウル)から遠い地ほど重罪人が送られたので黒山島は1級受刑地に該当した。
「これ以上罪人を送るな」という上書があがるくらいだった。
チョン・ヤクジョンだけでなく、島流しにされた多くの人が、現地で女性と共に生活した。
食べて、住むところを依存しながら村の子どもたちに文章を教えるーこれらができる最善の方法だった。
映画にも出て来る書堂はこのような背景から作られた。



執筆を手伝ったチャンデは実際に科挙に合格したのか?

『玆山魚譜』序文には、チャンデを指して「幼い頃から学ぶことが好きだったが家柄が貧しく(持てる)本が多くなかった」と紹介しながらも、彼の助けで本を完成したと伝えている。
映画ではチャンデが漁師で両班の血筋である常民(一般市民)で出て来るが実際の身分は明らかではない。

『玆山魚譜を訪ねて』の著者である教師は、執筆をしながら黒山島でチャンデの家系を追跡し実際の系譜を確認した。
系譜によるとチャンデは1792生まれで、チョン・ヤクジョンが黒山島に留まっていた時期と類推できる時期に16~23歳くらいと推定される。
身内に「ひと晩で四書三経をすべて覚えるくらいに聡明だった」と言う話があるが、彼が科挙に合格したという記録はない。

これに関連し、教師は『玆山魚譜』に注釈をつけた弟子이청(イ・チョン)の例をあげた。
地方官庁の世襲的な下級役人の息子だったイ・チョンは勉強を続けながら科挙を受験したが最後まで合格できず60歳を超えて井戸に落ちて死んだという話が伝わる。
平民であるチャンデよりもイ・チョンの方が、身分的にましな状況だったのに官途につけなかったのは、科挙制度が一部に制限された登竜門だったということだ。




映画でチャンデが捕まえた人の体ほどの大きさがあるイシナギは実際にいるのか?

『玆山魚譜』では「大きいニベ」という名前で登場するが、生物学教師は実証を通じてこの魚がイシナギだと明らかにした。
イシナギは大型になる場合、体長が2m余り、重さが300kgになる。
韓国沿岸に生存している魚の中でずば抜けた大きさだ。
薄い桃色を帯びて、分厚い肉付き、淡泊な上に生臭さもほとんどない。
刺身や焼き物として最上級だと言う。
ただ、1年に何匹も捕れない非常に貴重な種類だ。


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映画ではチョウザメをエサにイシナギを捕まえたようです。
イシナギで画像検索すると、本当に巨大な魚が出て来るので是非見てみてください !



その他、映画の中に登場してきたムツゴロウやイソギンチャクの描写については生物学教師の視点で見ると「実際とは異なる部分もあるが演出上そうしたのだろう」という箇所があったようですが基本的にはがっしりした資料の上におもしろい想像力を重ねた良い映画だと評していました。




日本でも劇場公開されますように。。。



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