いずれピッコマで連鎖が始まるといいな……と思っていたら、2023年6月頃単行本出版というウェブニュースが出て。
6月が過ぎてからは、まぁほんとに出版されればいいな、くらいに考えていたウェブトゥーンが予想よりも早く、8月下旬に発刊となっておりました～～～！！
今回は教保文庫サイトから自力でお取り寄せしようとチャレンジしてみたのですが、初版特典が国外からの注文・発送不可と出てしまったので、また代行サイトで購入しました。
単行本 開封
あらすじと登場人物紹介、インタビュー記事を軽くまとめ
“あなた”を支える信仰の根幹が崩壊する
人間の本性と信仰の本質を問うミステリー・スリラー
大規模アパート団地が工事中の地方都市・ムサン。
開拓の使命を受け、都市から来た牧師・ミンチャンは小さな教会を運営中だ。
ある日、教会を訪ねて来たヤンレを見て新しい信徒だと思い歓待したが、彼が前科者だということを知り怒り追い出した。
その晩、ミンチャンは妻から息子が幼稚園から失踪したという知らせを聞く。ミンチャンの前には息子を誘拐した犯人がヤンレだという“啓示”が下りたが……神の啓示により殺人を行う牧師・ミンチャン。
死んだ妹の幻影にとりつかれ容疑者を追う刑事・ヨニ。
父母から受けた暴力をやり返そうとする前科者・ヤンレ。
各自が与えられた啓示を取り巻く、3人の葛藤と対立の行方は……?!
誌面インタビューでは やはり、『地獄が呼んでいる』の時同様に友人であり、パートナーである2人特有の仕事の進め方に触れられていたほか、
神の啓示が下りて来たことはあるか、神とは？ 地獄とは？ 悪魔とは？ 創作者としての使命とは？ について触れられていました。
特に印象に残ったのはー
・チェ作家はヨン監督のシナリオ作業過程の補助脳、外付けHDD、補助バッテリーである。
・zoomをたくさん利用、可能な限り長い時間話して、雑談の途中で良いアイディアが飛び出す方が良いと考えている。別のインタビューで『啓示録』は、『地獄が呼んでいる S2』会議中の雑談から生まれた漫画とも語られている。
・地方都市ムサンのモデルは창원（チャンウォン）市一帯。釜山よりの地域。雨がよく降り霧が立ち込めた感じで、地方だけれど盛んに再開発の町が多い。チャンウォン、マサン、ジンヘ一帯をひとつの都市として構想。
・ヨン監督はキリスト教信者ということで いろいろな教会に通った。小さな開拓教会の牧師が信徒を集められない焦りからだんだん変な方向に変わっていくのを見た経験から、ミンチャン牧師像を創造した。
・悪魔という表現を借りて人間に巣食う複雑な善悪の交叉を描き出した。ヤンレという人物は悪であると同時に救いを受けなければならない存在。彼のポジション変化に注目して欲しい。
ヨン監督情報としてはー
・夜8時間、昼に2時間睡眠をとる
・仕事以外にすることがないから生活を仕事に合わせる＝悩み自体特にない
・でも、心の平和のためガンプラを作ったりギターの練習をしている
インタビューページは全6ページで内容もたくさんあったのですが ここまでにします。。。
その他 最近のインタビュー記事
こちらのインタビュー記事から ちょっとだけメモ残します。
https://archive.chosun.com/pdf/i_service/pdf_ReadBody_s.jsp?ID=2023082801016MH101
ヨン監督）『我は神なり』から10年が過ぎた時点でもういちど書いてみたらどうだろう、と考えた。
あの時より確かなエンティングで締めくくれると思った。
「人間の軟弱感」は数年前からヨン・サンホ監督が持っている問題意識だ。
『地獄が呼んでいる』で地獄行きの通知を、宗教の形態として理解しようとするように、『啓示録』もある事件について因果性を作ろうと言う人間の弱さを扱う。
チェ作家）意味を付与することに中毒している人間たちを描き出した。私たちがそのように作られていると読者に認識して欲しかった。今回は『地獄』より実際に起こりえる虚しい事件の話だから、もっと鮮明に受け入れられるだろう。
今回の作業では、ヨン監督が事件の概要を送り、それに対してチェ作家が登場人物たちの内面世界を書いた詩を送っていたそうです。
（詩という表現にチェ作家は、ばつが悪い感じで笑っていましたが）
インタビュー中では『地獄が呼んでいる』シーズン2のウェブトゥーンが来月発表ということにも言及されていました ﾜｼｮｰｨ ₍₍ ◝( ˙ω˙ ◝) ⁾⁾ ₍₍ (◟ ˙ω˙ )◟ ⁾⁾
