映画好き・俳優好きさんのタイムラインで噂の「映画香水」、私もオーダーしてみました。
映画香水のオーダーについて…
●基本的にはどんな映画でも対応可。映画のシーンやキャラクター指定可。
●ニッチな映画でもOKだけど、現時点で観ること、あらすじを確認することができない場合は映画のあらすじやご希望のイメージ、シーンなどをメールにて問い合わせがくる(または別の映画を選ぶことになる)
●何本でも注文可。とりあえずどんな香りか知りたいだけならムエット(お試しのみ)か15回プッシュで注文が無難。
●女性用・男性用は指定できないけれどキャラクター指定の場合はその性別からイメージする香りを提案してくれる。
私が今回オーダーしたのはこの4本。
手首に1、2プッシュした時の感想です。
『名もなき野良犬の輪舞』のジェホ(韓国映画)
まったく香水に詳しくないので「パチュリ」というのがどういうものかわからなくて…。
ちょっと検索してみたら「東洋で育つ花で、その葉からは強烈で魅惑的な香りを放つ」、「地上でもっとも官能的な香り」、「大地を思わせるウッディーな香り」と出てきました。
たしかにウッディー!
そして、どこかで嗅いだことのある香りも含まれてる。
あとは何と表現したらよいのか適切な言葉が出てきません…。
でも、これはいい地位にいる容姿の優れたセクシーな部長・次長クラスの男性がつけていそうな気がする!!
実際つけてみると少量でもけっこう強い香りで、シャワーを浴びてもまだ香りが残りました。
常用してたら体臭がこの香りになりそう。
エレベーターの中で香り充満しちゃうよ。
こんな香りで包まれたらえらいこっちゃですよ。
ジェホがもともと愛用していた香りという設定でもいいんですが、出所後、ヒョンスのスーツ一式誂えに行った時にお店で「ヒョン、これ、いいにおいやん~」とか言ってヒョンスが選んでくれた香りという設定もおいしい…。
「ふーん」って思いつつもヒョンスが選んだからっていう理由だけでつけてくれてたらいい。
『愛人/ラマン』の中国人青年(フランス・イギリス合作)
じっとりと汗の滴るインドシナの蒸し暑さの中、こんな甘い香りが漂っていたらすごく……淫靡です。
映画にも出て来る阿片の香りがどんなものか想像がつかないのですが、阿片という名の香水(オピウム)も甘く、やさしく、心地よいそうです。
これにも「パチョリ」が含まれてるんですね。
いつか終わりの来る恋愛というイメージに合う……
ひと晩経ったら残らないくらいの強さの香りでした。
『お嬢さん』のスッキとたまこ(韓国映画)
シュっとひと吹きした瞬間「っあっま~~~~~~~~!!!」という香りが立ち込めました。
すごく女の子の香り……。
この二人、甘いだけのいちゃらぶじゃないんですが、この甘さはわかる……。
ほんとにもうこの香り、お嬢様の天性の香りだな。
お嬢様、天性でございますっ!
そして、ちょっと時間が経つとすっと香ってくるウッディな感じ。
これによってぱあっと世界が広がりました。
二人の旅立ちのシーンをリクエストしていたからか。
甲板とか客室ではほんのり木の香りってするかしら?(昔の船=木造という安易なイメージ)
籠り過ぎない、適度にひろがりのある甘い香り。
女性の香りだ!の中から現れるウッディみで爽やかさもありで良かったです◎
あ~~~このすっとした感じが二人の前進をイメージしているのかも。。。
映画のラストシーンは洋装のスッキと、さらに男装したたまこ。
朝鮮も身分も性別も束縛を超えて旅立つ二人は解放感に溢れていて本当に素敵なんですよね。
ちなみに香りの強さは翌日には消える程度でした。
『夢』桃畑(邦画)
これ、マンダリンとカシスににおいなんだ……たしかに雨がしとしと降る空気感には似合いそう。
映像的には晴れてるんだけど。
これは普段使いできそうな強度(香りの強さ)で残り香は薄く、かすかな感じが◎でした。
『桃畑』の音声も使われているstillichimiyaのMVも好きなんです。
今回の4本の中では野良犬とお嬢さんが気に入りました。
オーダーを入れてからどんな香りが届くのか想像するところが楽しいですね。
もちろん、届いた香りに対するスタッフさんの解釈と自分が持っているイメージの答え合わせ的なところも面白かったです!
映画香水、2020年12月28日までの期間限定サービスなので興味がある方は是非。
通常サービスとして継続されるとのこと。
今週のお題「自分にご褒美」