先月中旬から我が社でも自宅待機推奨となり、実質半月ほど会社に行っていません。
明日からも待機期間が延長される方向のようなのですが、まだ決定の連絡が入ってきていません。
明日からもおうちにいていいのかい? だめなのかい?
早く緊急連絡網で連絡が欲しいところです。
さて、自宅待機が決まってからは「趣味の韓国語の勉強を毎日気兼ねなくできるな!!」と意気込んでいました。
それなりに、いつもよりは時間が足りね~~~~! ということはなく過ごせたと思います。
しかし、実際1日じゅう家にいると、映画も観たいしドラマも観たいし……毎日が過ぎてゆくのがあっという間過ぎて、本当にこの半月間は何だったんだ?
というのが正直な感想です。
まぁ、そんな中でやっていることのひとつが昔読んだ漫画を再読することです。
『新暗行御史(しんあんぎょうおんし)』
「月刊サンデーGX」(ジェネックス)で2001年から2007年まで連載されていたファンタジーアクション漫画。
2004年には劇場版アニメも制作されたりも。
当時、大阪まで観に行きました。
主人公ムンスのCVが藤原啓治さんだったんですよね。
当時はただただ
とにかく絵がきれい
オリエンタル✖ウエスタンな造形、ストーリー展開が面白い
ということでコミックスが出たら購入……を続けていました。
終盤はけっこう哲学的な台詞・モノローグが多く、当時の私にとってはちょっと難しい部分もありました。
あれから17年ほど経過し韓国語の勉強を始めたことをきっかけに韓国の文化にも興味がわいている今、この作品を読み直したら絶対面白いはず!!
キャラクター、ストーリーの素材を韓国の古典文学からとっているんですよね。
そんな思いから、このステイホーム期間を利用して再読を始めました。
併せて、ひと言感想をツイートしているのでブログにまとめておきます。
ピッコマでも読めるみたいなので、興味がわきましたら是非……!
今日から少しずつ読み返していきます。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) April 27, 2020
韓国の文化に興味がわいて、あの頃よりは「おっ、これは!」と思える部分も増えたはず。
とりあえず、ウォンスルが花郎出身スゲー!てわかるし、外伝表紙でチュンヒャンがブランコに乗ってるのも元ネタわかるようになりました。#新暗行御史 pic.twitter.com/XyU8zWC3lN
文秀、1巻の頃はほんとワルい顔してたなー。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 1, 2020
新暗行御史のファントムたちの顔って、こーゆー仮面が元だったんだね!
ユンさんのコラムも懐かしい。
韓国人も知ってる人が少ない春香伝オリジナルエピソードというものがあったとか、こういうのをコミックスに収録してくれるの、良きですよね。 pic.twitter.com/3J8Nrduzfl
新暗行御史2巻📝
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 1, 2020
今になって「予刃族(よじんぞく)」という名称から「女真族」がモデルなのかな?位は連想できるようになりました🤓
ユンさんコラムでは各ストーリーのモデルになった人物、エピソードを軽く説明してくれてて「それをこうアレンジするか~」と驚く。
ちょいダークなアレンジが👍✨
主人公・文秀のモデルは実在の朴文秀ということで韓ドラ版もDVDでそれぞれ1巻だけ観てみたけど、どっちかゆーと青年ムンスよりヒゲのおっさんムンスの方が好みでした。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 1, 2020
『秘密の扉』は知らんかった。観てみたい。
え、ちょっと待って『朝鮮名探偵』ってめっちゃ面白そうなんだけどㅋㅋㅋ pic.twitter.com/Cp2pFLGdNC
新暗行御史2巻コラムでユンさんが『李朝・暗行記』の素晴らしさについて語ってるんですが『新・春香伝』でも解説書いてたり、はたまた『韓なる花の恋がたり』では作者が新暗行御史と李朝に影響を受けたと語っていたり、ちょっとした繋がりがら見えて楽しいです。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 1, 2020
孤高の『暗行御史霊遊記』も推し!! pic.twitter.com/NqKy08w8OS
暗行御史が出導する時ってこんな打ち壊しみたいことすんのか……って映画・ドラマ観た時は軽い衝撃を受けた。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 2, 2020
そりゃ、新暗行御史のファントムソルジャーがあれだけ大暴れするわけだ。
馬牌🐎🐎🐎カッコいいなぁ🤭✨ pic.twitter.com/JA6EicEyL1
新暗行御史
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
房子(パンジャ)との出会いは3巻だったか。
ユンさんコラムでは「韓国では春香伝の外伝として房子伝もあって、演劇の公演もある」とあった。
ちらっと検索したらトロットでのミュージカル形式の公演情報は出てきたんだけど、きっと違うんだろうなぁ🤔 pic.twitter.com/OKuSI0KBNo
『房子伝』を検索していたらこのブログを発見したんですが、映画でもあるんですね!!
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
夢龍がリュ・スンボム~~~!????
いやいやいや😅
…と思ったけど主人公は房子だし、房子はカッコよさげ。
映画、探してみよう。https://t.co/xC8Fzevasr
わ~~~!
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
90年代アニメ~~~な絵柄😆
房子のモデルは日本デビュー作『小魔神話戦記』のニンジャトゥンっていうちびキャラとのことで、たしかに3頭身。
さらに、ニンジャトゥンのモデルは梁さん本人だそうで。
おデブ体型はコラムで常々ネタにされてたものなぁ。。。 pic.twitter.com/3EEkKpwtyB
3巻初登場シーンのアジテはソンビさんでした。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
巻末の方で語られる哲学者の言葉は今後のポイントになるやつやな🧐
「この世界というのは、自分の目に視えたままに存在しているとは限らない」
←wikiページの素朴実在論 備考より📝 pic.twitter.com/nhTUbwag1m
4巻のユンさんコラム。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
狐目🦊の乙巴素(ウルパソ)は高句麗にいた実在の人物の名前だけを拝借したもの。
たしかに、あの顔でウルパソってなんかすごく納得しちゃう。
歴史上のウルパソはなんかすごい人でした。
この歴史サイトもなかなかに歴史を感じるものでスキ。https://t.co/zuita2ypxK
4巻で(一旦)倒れてしまった元述(ウォンスル)は新羅最高の戦闘集団「花郎」のトップ。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
花郎というと、ちょっとしか観ていなかったもののドラマ『善徳女王』に出てきた“死を覚悟した闘いの前には化粧する”ってやつのイメージが大きくて😅
史実の元述は悲劇的な人でファザコンでもあったそうで…… pic.twitter.com/3c5w85d6yk
元述〜国が滅びてから苦しい度に文秀を追憶してたよね〜〜〜何やってんだろ俺って思いかける度に🐶🐶🐶
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
考えかける瞬間に目つぶってたやろけど。
そんな元述の心につけ込むアイツ〜〜〜!
ほんと、当時絵柄変わり過ぎた時は衝撃受けたけど今は心の準備できてるから再登場待ってる〜〜〜🧟♂️ pic.twitter.com/RgXPgjLEbk
文秀が持ってるのは御札と馬牌と拳銃。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
史実の暗行御史の必須品は王様からの封書(任命書)と馬牌と真鍮の定規と服務規則が書かれた本だったそうで。 https://t.co/hjiVdb7UQw
https://t.co/LGzf8pXt9F
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
4巻で聚慎国最強の魔法使い・元暁(ウォンヒョ)が召喚する召喚獣は朝鮮半島の建国神話に登場する「桓雄(タングン)」さんがモデル…て、とんでもない姿で出てきますけどㅋㅋㅋ
でも、どうしてそういう姿にしかたっていう思い入れなんかも語ってくれるユンさんコラム好き。
神様が人間になった熊さんと結ばれて…っていう建国神話は最近になって知ったんだけど、韓国の皆さんはこの漫画を「それをそうするか~~~」ていう視点で読んでたんでしょ?
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
いいなぁ🤤
で、人間になれなかった虎さんは?
その行く末を描いたのがこれなんですよね?!ㅋㅋㅋhttps://t.co/vxaHaC3axi
5巻の『虎兄』は泣ける韓国の昔ばなし。泣いた。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
しかも絵が上手いから…お兄さんめっちゃイケ虎だし🐯
昔ばなしの決まり文句で「虎がタバコを吸っていた頃のお話です」ていうのもあるんですね。
検索したらアジョシ虎見つけた。
私の今年の手帳も虎です。
去年はタイに行けて良かった。 pic.twitter.com/4wvAHLfQXA
へ〜〜〜🧐
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 4, 2020
虎兄の他、
ノンゲの仇討ち(秀吉時代のエピソードなんですね。それ以外に文秀個人のエピソードだったのも良かった)
文秀が見てる世界のズレとか、
好きなエピソード続きの5巻でした◎ pic.twitter.com/hGM159qmvG
6〜7巻の温達と平岡エピソードも好き。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
平岡の鬘、킹덤の王妃様みたいなやつですよね?!
ユンさんテイストにビターにアレンジされてましたが、韓国では誰もが知っているようなお話で、恋愛ドラマの中でも「私があなたのピョンガン姫になる、あなたはオンダル!」なんて台詞もあったのだとか。 pic.twitter.com/PUZ8Pt3b3N
https://t.co/kml00utc6k
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
ラストの「恨を解いて安らかにお逝きください」が韓国っぽっだな、と感じました。
おかえり元述〜〜〜🙌🙌🙌
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
昔とおんなじお願いする元述、好きです🐶🐶🐶
ミト爺の言葉
この世は嘘と真実が複雑にからみあった文字どおり、混沌が紡ぎ出した螺旋のようなもの。だが揺らぎさえしなければいつかは必ずこの世に打ち勝つことができるだろう。
これ、ポイントやな📝 pic.twitter.com/7tOKgK0wWn
文✖️元やん pic.twitter.com/09wLgoINfK
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
10巻まできたぞ!
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
各方面にメガネキャラがいるのもおいしいです👍✨
チーム御史→ミス黄
チーム活貧党→太儒
チームアジテ→羅漢
ウルパソ…サングラス🕶キャラ要員ㅋㅋ pic.twitter.com/BANqoRpxxE
10巻末ではユンさんと延世大学の古典文学専門の教授が対談。文字ぎっしりで3ページも。
— だい🐧🐟🌈Ⓓⓐⓘ (@GoodyStudy) May 5, 2020
韓国人からしたら「古典文学の固定概念をひっくり返す作品」である新暗行御史。
日本人からすると「この魅力的なキャラクターは本来どんな人物だったんだろう?」と探りたくなる作品。
つづく!
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