5時半に朝食。
6時、外はまだ夜、ホテルの外灯がギラギラなうちに出発。
この日は1日かけてチョモランマベースキャンプ往復の日でした。
順調に走って7時半過ぎにはギャウ・ラ峠に到着。
7時45分頃からバスを降りて外で朝日を待ちました。
うっすらと陽の光。
なぜこんな所に・・・? 野良犬1匹。
地球上には8000メートルを超える山が14座あります。
世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)をはじめ4つの8000メートル超の山々をこの峠から見ることができました。
山は動かないのになんであんなに連続して写真を撮ってしまうのか(笑)
写真を撮るときはブレないように石塀みたいなところに寝そべって肘を三脚がわりにしていたのですが、シャッターを押す前後では息を止めてるし、案外疲弊。
からだも芯から冷えます。
バスの中に戻ったら即、靴を脱いで指を揉みました。
10時半頃、ロンブクという場所でパスポートチェック。
11時頃から約1時間、ベースキャンプに滞在。
標高は5200メートル。
ウルグアイから来ていたツアーの人々はロシアやモンゴル、チベットなどを1ヶ月かけて旅をしているそう。
たぶん20代~40代の人たち。
日本じゃ考えられない。
わざわざ旅にバイオリンを持ってくるとか!
そのバイオリンを弾いたり、別の人はずっと山を眺めて座っていたり・・・“feeling”を満喫されていた。
日本はどうしても会社を休めない=短い休みの中に予定をぎゅっと詰め込む・・・行ったはいいけどちょっと疲れる。
予定いっぱいの“ちょっ旅”も好きだけど、“feeling”を楽しむ旅にシフトしていってもいい頃かも。
もっと、ぼーーーーーっとしよう。
彼はウルグアイからの旅行者。ロシア、モンゴル、チベット…他にもいろいろと1ヶ月の旅だと言っていた。#everest #qomolangma #travelers#tibet
昼食はロンブク寺前の接待所。
昼食後、希望者のみロンブク寺見学。
30元。
600円~?! とほとんどの人が行かなかったが(京都だと普通料金な感覚)折角だし見に行くことにした。
標高5000メートル。
世界でいちばん高い場所にあるお寺です。
小さなお寺で仏像や壁画をゆっくりと見ることができた。
金属製の器に入った聖水をいただく。
少しだけ口に含み、あとは頭につける。
水はありがたい薬が溶けているとかで赤っぽい。
手にいただいた時、たしかに粉末のようなものが目視できた。
味は・・・金属っぽいような、不思議な味だった。
世界の屋根。
チョモランマの姿を目にした時は、山のことなど何もわからない自分でも「あそこは普通ではない凄い場所なんだ」ということを感じた。
ベースキャンプでの吹きさらしの風、雪に覆われた山肌。
何者も寄せ付けようとしない威厳。
あそこに挑むことそれ自体がどれほどのことか。
ベースキャンプは山からはずっと離れた場所だったけれど、それでも、そこにいれたことはひとつの奇跡なのだと思った。
ネットやテレビで何でも見れる今、改めて、あえてその場所に行くということが大切なんじゃないか。
ツアー参加者の中にはネパールに行ったことのある方も何人か。
「眺めはネパールからの方が断然いいな~」と言っていたが、それも、ネパールに行ったことがあるから言えること。
(o´д`o)。oO 年の功だなぁ
ホテルに戻ってからは食欲も回復してきた。
ベースキャンプでテンションがあがったのが良かったのかと!
目の周りが乾燥でかゆかゆ。
血中酸素濃度90%、脈拍87回。