前回、モンゴル武者修行ツアーに申し込んだことを書きましたが、今夜は「そもそもどうしてモンゴルに行きたいと思うようになったのか?」ということについて書こうと思います。
最初は「チベットに行きたい」と思っていました。
きっかけのひとつめは「チベット」。
たまたまNHKのドキュメンタリー番組で見た『チベット 死者の書』(1993年制作)。
チベット仏教経典「バルド・トドゥル」に基づいた中沢新一氏の脚本によるドラマで、少年僧が老師に生と死と輪廻について教わっていく、という展開。
画面の中、はじめて見るチベットという国。
輪廻転生の物語。
その神秘さに心惹かれるものがありました。
(母方の実家がお寺さんなので仏教がある意味身近だったせいもあるのかも)
番組がYou Tubeにアップされていたので、一部貼り付けます。
興味のある方はドゾー。
ブラピの『セブン・イヤーズ・イン・チベット』も映画館で見たなー。
それから、本やネットで見る風景(紺碧の空!)を見ていつかあの空を見に行きたいと思うようになっていたものの、社会情勢的に心配な点、旅費もちょっとかかるということもあり旅行会社のパンフレットを眺めるだけに留まっていました。
ふたつめは「乗馬」。
2年前、ふとしたことで乗馬レッスンに通うようになってから考えが変わってきます。
馬と言えば…アメリカのカウボーイ!ヨーロッパの華麗な馬術!
ではなく、果てしなく続く緑色の草原で自在に馬を走らせる遊牧民…モンゴル!
を連想してしまったのです(;´∀`)
ほら、日本史でも登場するじゃん。
ジンギスカンの国。
なにより、チベットに近い国。
距離はそれなりに離れているけれど昔から交流のあった国で、両国が大きな支配地域を持っていた頃は隣接していたそうです。
宗教はチベット仏教。
やっぱり、ネットでいろんな写真を見ていくうちに「うちの見たい青空がある国だ」と思ったのです。
みっつめは友人からのすすめ。
「モンゴル行ってみたいなー」と思い始めた時期。
旅行会社でアルバイトをしていた友人に、それとなく打ち明けてみると「それなら面白いツアーがありますよ!」と教えてくれたのが伊藤さんの『モンゴル武者修行ツアー』でした。
うちがモンゴルでしてみたいことといえば
空を見る
星を見る
馬に乗る
とりあえず広い土地に行きたい
現地の人に、現地でしかできないことを教えてもらう(家畜の肉を捌くとか、乳を絞るとか、毛を刈るとか)
馬頭琴を弾く
ゲルで過ごす
民族衣装を着る
日本からすっぱり離れてモンゴル時間で過ごす
とにかくスケジュールに追われないツアー、でも、まるっきりひとりは初めての国だし心もとない…
だから、伊藤さんのツアーに直感的にピンときて―適度に放置主義(そうな)なこのツアーなら人間的にも修行できるんじゃないかなーと思い、参加をきめました。
まとまりがなくなってしまった(;´∀`)
「行ってみたい」を憧れだけに留めたくない。
今年もまた旅行貧乏になっちゃうけど宵越しの金があるなら、経験のために使っちまおうじゃないか!
という後先を考えない性分により、武者修行への準備を始めているのでした。