映像作品のコンテとしてのウェブトゥーン

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先日、こちらの記事でNetflixオリジナルドラマ『キングダム』について書いた時に、原作漫画はYLABさんが企画されたと書きました。

mongolia.hatenablog.com



「ブロックバスター級の作品素材が現実的な問題のためにすぐに映像化できない時、ウェブトゥーンはよい代替品となれる。映画やドラマコンテンツの専門家がもつ“素材”を高レベルのウェブトゥーンで製作してプロデュース展開ができる」
という記事を、その時は単純に「ふ~~~ん」という程度に読み流してたんですね。



さて。
最近Twitterのタイムラインにウェブトゥーン関連の情報が流れてくることが増えて、その中に「スクロール漫画は、自分で読み進める誌面ありきのコマ割り漫画とは異なる。対面してドラマのシーンを見せてもらってる感覚だ」という意味の感想があって、「あ~~~~~そうか!」とハっとしたんですね。
(我ながら腑に落ちるのが遅い)


このことをザクッと説明して下さってるのがこちらのnote記事です。

yajimakenji.com




ウェブトーン≒絵コンテ

画力高くて展開も良し!!! てコンテが事前にあったら企画も進みやすいでしょうよ。
それを会社としてやる。
へ~~~~すごいなぁYLABさん!!!

と、思ったのでした。


YLABさんの組織紹介ページ。
YLAB(와이랩)


YLAB JAPANもできてたのか!!
http://ylabjapan.com/sub/index.php




今日はそれだけのブログです\(^o^)/





以下、補足です。


デジタルコンテンツとしてはKindle(電子書籍)もあるでしょ。
ウェブトゥーンと電子書籍で読む漫画ってそんなに違う?

と、考えた方も多いと思うんですが電子書籍は基本、既存の印刷物をそのままデジタルデータに変換したものです。
(映像や音が流れたり、文字サイズ変更可のもの、内容が自動的に更新されるものがあるそうですが)


なので、漫画の場合、こうなるんですね。


キンドル版
【引用】尹仁完・原作 / 梁慶一・作画 / ビッグコミックス
『BURNING HELL 神の国』22ページ(コミックス版の17ページ)

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webtoon版
【引用】https://series.naver.com/comic/detail.nhn?productNo=3884081
(1話のみ無料公開 / 시리즈というアプリダウンロードが必要)

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この記事をスマホ等モバイル機器でご覧になっている方は、特に躍動感において違いをはっきり感じたはずです。
そのまんま映像作品ぽくないですか?
(本当は『神の国』のゾンビの大群疾走シーンで違いを検証したかったのですが、ウェブトゥーン版の有料話の購入のためには韓国で使用できる電話番号かi-PINが必要なためできませんでした)


あと、コミックス版であったのにウェブトゥーン版では無くなっているコマもありましたよね。
それは画面構成とストーリーの流れをより良くするために調整された結果です。
単純にデジタル化するわけじゃないんだ……。

となると、逆にウェブトゥーンをコミックス化するのも作業的に大変?
思いついた時に見つけた、こちらの記事も面白かったです。

rookie.shonenjump.com



ウェブトゥーンがコミックス化されることはあまり無いと聞きますが、そりゃそうなるだろうな。

(現在ハマっている某韓国ウェブトゥーンも「コミックス化されるなら連載終了後」と言われていることに納得。でももうすぐ台湾でコミックス版が発売するんですよね。もしかして先生、休載期間はその作業の為でもあったの?! ←あくまで私だけの憶測です)





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