【韓国ドラマ】謗法(ほうぼう)~運命を変える方法~ 完走しました

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2021年あけまして。
オカルティック&サスペンスなお正月を過ごしてました!


というのも去年、衛星劇場だけで放送されていた韓国ドラマ『謗法~運命を変える方法~』が1月1日からFODで独占配信されることになったからなんですね。
(韓国では2020年2月から放映、序盤は視聴率2~3%台と振るわなかったものの弾みがつき始めました。最終回には6.7%を記録し有終の美を飾りました。 これでtvn月火ドラマ歴代視聴率5位に上がったとのこと)


FODサイトはこちら。
私は今までこのサイトを利用したことが無かったのでプレミアム会員おためし期間中に実質無料で全話視聴できました。
謗法~運命を変える方法~ | フジテレビの人気ドラマ・アニメ・映画が見放題<FOD>


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なぜ、私がこのドラマをいち早く観たかったのか……?


『新 感染』のヨン・サンホ監督、初ドラマ脚本執筆作品だからなのです!!


(画像左上)メインビジュアル

(画像右上)Q1. ヨン・サンホ監督インタビュー

『新 感染』以後「ドラマ作家」という破格的な行動の理由は?
小さい時に好きだったTVドラマアニメーションを見ていたが、いつもエンディングで来週に「続く!」という字幕が出るから残念な気持ちで1週間を待っていた思い出がある。
そういう思いを持つくらい、1本の完結された話を見せてくれる映画方式とは違う、シリーズ方式であるドラマに対する憧れがあったんだけど、そこに都合よくドラマ制作の提案を受けた。


(画像左下)Q2. ドラマ『謗法』のプレ・プロダクション*1の過程は?

キム・ヨンワン監督が演出を受け持ってから、
私の悩みの種にもうちょっと共感意識を持って議論することができた。
私たちはプレ・プロダクション期間に、私が台本を書いて考えていたドラマの雰囲気などを共有した。
その後は現場でキム・ヨンワン監督の役割が絶対的だったと思う。


(画像右下)Q3. 映画とドラマの違いは?『謗法』を映画ではなくドラマに選択した理由は?

完結した話をより見せずに次の話に対する期待感を見せるように作るのが重要だったので、以前の映画作業とはまるきり違う作業だった。
『謗法』はオカルトジャンルだが、その中にミステリースリラー、ヒーロー等いろんなジャンルが混ざり合った話だ。
2時間程度の話より長い呼吸で話を引っ張っていくのがよいと思った。



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あらすじ

新聞記者のイム・ジニは、急成長を遂げたIT企業「フォレスト」の違法行為を取材していた。
その中で、内部告発者であるミン・ジョンインから、フォレスト内に怪しい子会社があることを知らされる。
イム・ジ二はこれを記事にしようとするが、上司のキム・ジュファン部長の阻止で失敗。
無力感に陥っていたところ、正体不明の少女ペク・ソジンと出会う。
フォレストの裏には巨大な悪が隠されていて、その黒幕はチン会長であると言う。
チン会長と因縁を持つ少女と、正義感溢れる女性記者は運命共同体となり『謗法』という“悪”の力をもって巨悪に立ち向かっていく。

『謗法』とは、漢字の名前・写真・所持品で人を殺せる呪いのちからー


キャスト

黄色が役名、ピンクが俳優名です。
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私の推しポイント3

俳優陣が良き!

ここ最近のヨン・サンホ作家のブームは“能力持ちの少女”なのかな?
『新 感染半島』では超絶運転スキルを持つジュニ。
今作では謗法師のスジン。
どちらもショートカットで目に魅力がある俳優さん♡


スジンはすごく悩ましいキャラクターなんですよね。
ネタバレになるので詳細は控えますが、他人の都合で人を呪い続ける、とても重く禍々しい宿命を背負ってしまった子です。
やってることもけっして良いことではありません。
それでも、どうしても目が離せないキャラクターなのはチョン・ジソという俳優の魅力のおかげです。


さらに!
韓ドラでは「お父さん」役が多いイメージのソン・ドンイルが最初から最後まで嫌な奴、というか得体の知れない奴でした。
すごく悪い顔してます。
ヨン・サンホ監督もインタビューで「私が書いたシナリオとは違う、はるかに豊かで立体的なチン·ジョンヒョンが完成した」と評していました。



キム・ミンジェ、キム・ドユンはヨンニバースファミリー(ヨン・サンホ監督の世界に出演した人たち)ですね^^
『新 感染半島』でそれぞれファン軍曹、主人公ジョンソクの義兄チョルミンでした。
キム・ミンジェの最初よゆう~~~なふるまいを続けてたのに窮地に陥るといっきに崩れる演技が好きなんですよね~~~。
キム・ドユン……今作もおつかれさまでした(詳しくは言わない)……。


キム・イングォンは映画にもたくさん出演している俳優さん。
出て来ると思わずにやりとしちゃうような特徴ある役どころが多くて、私は好きです!
パンガ?パンガ!』とか『神の一手』とか。


霊媒師の弟子役の方も印象的だったなぁ。
すごくかわいそうな役どころなんですけど。
調べたら彼、幽霊役とか放火犯とかもしてるㅎㅎ



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オカルティックな描写

謗法師と呪術対決をするのは霊媒師(ムーダン)。
主人公ソジンのお母さんも霊媒師。
ムーダンの儀式の様子は演技とは言え、真に迫っていて迫力があります。


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中盤から「おおとも師匠」なる日本の呪術師も登場。
妖怪専門の画家として有名なのですが、師匠が描くのは自分が見た妖怪なのだとか―
えっ……それって……あの方?ㅋㅋㅋ
それに、名字の「おおとも」はあの方ではㅋㅋㅋ(『新 感染半島』でも影響を受けたという)

また、主人公たちに深く関わる霊的な存在は「犬神」です。
犬夜叉じゃないよ。
犬神は憑き物の中でも強い力をもつ存在で、蟲術*2が民間に流布してはじまったと言われています。

犬神を作る方法は―
犬を頭部のみを出して生き埋めにし、その前に食物を見せて置く。
飢えていくにつれ食物にありつけない恨みは増していく。
餓死しようとする間際にその頸を切ると、頭部は飛んで食物に食いつくが恨みが頂点に達している状態になっている。
その霊を使役すると言われている。
人間にだけでなく動物ほか、あらゆる物に憑依させることが可能。


そんな東洋的、オカルティックな素材も盛りだくさん。
ヨン・サンホ作家、国会図書館でいろんな素材を調べて脚本に盛り込んだそうです。



あと、人が呪い殺されていくドラマなので、その死に様もみどころ(?)のひとつではあります。
いちばん最初に呪い殺される新聞社のキム・ジュハン部長の死体は相当なショッキング映像でした。
その後、地下鉄内でも……。
ヨン・サンホ作家、『新 感染』とはまた違う電車パニックを生み出してしまいました。


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後半に明かされる呪詛の方法がまさに“いま風”

先ほど、犬神は「あらゆる物に憑依させることができる」と書きました。
主人公たちにどう関わっているかを書くとネタバレになってしまうので割愛しますが、最後にこれをあるものに憑依させて世界を混沌に陥れてしまおうというのが“黒幕”チン会長の狙いなんです。
でも、その会長ですら実は利用されていた立場で……。

いったい何に憑依するのか―?

私たちが日常の中でつねに触れているもので、これがないともはや生活が難しいもの。
反面、これによって振り回され人生が狂う人だっている。

「そういうことか~」と明らかになっていく過程はすごくワクワクできました!


韓ドラといえばOSTですね!

メインはこの2曲。


第8話で流れる歌も良かったんですが動画が探せなかったので是非ドラマ内で聴いてください。



「悪をもって悪を征す」とは言うものの

主人公ソジンが持つ能力が人を呪い殺すものだったり、記者のジニはジニで不正を成敗するためソジンに協力してチン会長に呪いをかけることに加担したり。


この辺にひっかかりを覚えちゃうとすんなり楽しめないかも、とは思いました。
とは言え、私はデビルマンとか仮面ライダーが好きなので興味深く楽しめたドラマでした。
(デビルマンは悪魔が人間に宿ってる存在だし、仮面ライダーの力の由来は悪の力でしょ)


ラストシーンでは「やはり悪の根源は完全に消えることなく連綿と続いていくものなんだな」と思いました。



スピンオフ映画も制作されてるそうです

『一度行ってきました』のオ・ユナが大企業の常務役で登場。
star.mt.co.kr
殺人事件の犯人が蘇った遺体と判明し、元記者と謗法師が追いかけるという内容になるようです。
박찬욱 멜로, 윤제균 뮤지컬, 류승완 실화극 관객들 만날까 - 중앙일보





オカルト、スリラー、サスペンス好きさんは楽しめるドラマだと思います。





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marshmallow-qa.com

*1:撮影前に計画されたプロジェクトを始める段階。 製作者が適時にプロダクションを始められるように全ての準備を終えなければならない。台本ができ、投資家を満足させ、制作費を調達し。主要配役のキャスティングをし、監督を決めるなど多くの重要要素がこの時確定される。

*2:小さな入れ物の中に大量の生き物を閉じ込めて共食いさせ、最後に残った1匹を呪詛の媒体に用いると言うエグい呪術。古代中国で始まったといわれる。