『半島』公開 D-1 レビュー記事拾い読み【2020.7.14】

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いよいよ明日、韓国で『半島』公開がスタート!!

ここ数日のwebニュースを斜め読みした中で、特に気になった記事をピックアップしたいと思います。
(今回は量が多かったのでズボラしてPapago翻訳にぶち込みました)
※各記事中、私が特に注目した部分だけピックアップしてまとめています。



isplus.live.joins.com
コロナ19が持ってきた現劇場の状況と、これによって生まれたOTTブーム*1は、ヨン監督に様々な考えを抱かせ「映画館で映画を観るというのはどういう意味なのか」について悩んだ。2D、4DX、IMAXとさまざまなフォーマットで映画を作ったのは、映画館で楽しめる映画は何だろうと考えた結果だ。 
『半島』はカチェイシングシーンに多くの心血を注いだ作品。 
カーチェイスシーンだけで元が取れる。劇場というフォーマットで観たいという快感を極大化できるのが何なのか悩み、そのためのアイデアとして浮かんだのが「幼い少女がダンプトラックを運転するイメージだった。 ゴツい車を運転する少女が活躍できる、そこでゾンビか人間かわからない彼らが集まっているのはどうかと思った」
カン・ドンウォンはハンサムすぎてキャスティングする時、弱点になるかも知れないと思ったけれど本人が持っているものははるかに多く、一緒に仕事をするのが楽しかった。




star.mt.co.kr
ヨン·サンホ監督は家族に希望を見出したようだ。 
血が繋がっていないからといって家族でないわけではない。 
愛し合う人々が、地獄を地獄ではなくすると語る。

『半島』はこのテーマを7歳の子どもでもわかるほど、最大限単純化した。 
そして『ワールドウォーZ』のような世界で『マッドマックス 怒りのデスロード』のように走る楽しさを味わった。
この面白さは遊園地のアトラクションに似ている。
また、『釜山行』にキム・ウィソン*2がいたとすれば、631部隊のファン中士とソ大尉、それぞれ違う性格の悪が登場する。
しかし、二人併せてもキム・ウィソンには及ばない。
『釜山行』でゾンビは恐怖だったが『半島』では人が恐怖だ。




news.tf.co.kr
 IMAX等特殊館での封切はカーチェイスシーンに対する自信とも受け取れる。 
その反面、「ゾンビの活躍」を期待する観客は裏切られたと感じるだろう。
『ソウル駅』で見せてくれた人間の醜い内面は、体裁を整えて第631部隊になった。
 複雑に絡み合った多様な人間群像は飛びつくゾンビより恐ろしい存在だ。 
キム・ミンジェとク・ギョファンはそれぞれ野蛮性と欲望という明確に違うキャラ特性を持つ悪役で魅力的だ。

カン·ドンウォン、イ・ジョンヒョンが銃を乱射しゾンビたちを攻撃する姿は感動的だ。 
そのアクションは泣かせる演技(신파:シンパ *3)がかみ合ってより強烈に伝わる。
しかし、その「シンパ」がまた問題だ。観客が泣く時間を十分に与えすぎて、かえって負担のように感じたりもする。

『半島』は蒸し暑い夏、涼しい劇場に座って楽しむ娯楽映画として非の打ち所がない結果だ。
 期待していたゾンビが与える恐怖感はやや鈍くなったが、その代わり、廃墟になった大韓民国をスクリーンに移す大胆さと息の詰まるカーチェイスが、その穴を十分に埋めている。
 2Dもいいが、特殊館の観覧を積極的に勧める。




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俳優たちの演技力とともに注目すべき点は、さらに強くなったゾンビと、廃墟と化した韓国だ。
 制作陣は真っ暗な空間でも躍動感のある光の使用、そして大規模なカーチェイシングでクールな夜のシーンを作り出した。
 また、実際にソウルを真似て再創造、不慣れな空間を再現したため、退屈する暇がない。
ヨン·サンホ監督は、115分というランニングタイムの間、予測できない現実と共に様々な感情を交錯させる。 
同じ現実の中で、誰かは希望を見い出すが、誰かは絶望ばかりして破れる本当の人々の本音を語っている。
こうした中、結局は家族、そして人だけが希望というメッセージも投げかける。 
これが『半島』が単なる夏のブロックバスター娯楽ではなく、ヒューマニズムに満ちたもうひとつのジャンルだということを説明する要素だ。




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劇中盤に登場するソ大尉は最後まで強烈な存在感を放って印象的な活躍を見せる。 
ク・ギョファンはこの役を自分だけの色でうまく描き出した。 
希望を失って崩れ落ちたソ大尉の弱々しい顔、淡々と状況を注視している姿、すべてを壊して進む準備が整った涼しい顔までうまく消化して立体的なキャラクターに仕上げた。
俳優個人が引き出すミステリアスな魅力は、ゾンビの出現で孤立した半島という空間と出会い、謎めきを倍増させる。
様々なキャラクターが登場する『半島』中、ひとつの言葉では規定できない人物として活躍する。

『半島』はク・ギョファンにスポットを当てる映画になりそうだ。 
独立映画界で演技力を認められただけでなく、プロデュースまでこなして活躍してきた上で、本格的な商業映画に初めて顔を映す彼が『半島』でしっかりと自分の役目を果たした。 
ここを足がかりに忠武路ブルーチップ*4として浮上するか注目される。





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試写会後に行われた記者懇談会でヨン·サンホ監督は「映画という媒体を通じて希望を感じてもらいたいという気持ちを反映した」と始め、「登場人物たちは皆半島から脱出したいという気持ちを持っているが、脱出した後、外の世界も実は容易ではないという設定だ。 
どこにいるのかより誰といるのかがもっと重要なのではないかという考えで映画を作った」と述べた。

映画の中には韓国人だけが理解できるコードを入れ、ある程度現実みを与えようとした。 
また、映画の中の631部隊が滞在する場所を見ると、ゾンビ映画の傑作と呼ばれるジョージ·ロメロ監督の『死体の夜明け』(1978)が思い浮かぶだろう。
ヨン監督は「資本主義の象徴が崩れ落ちたというのがポストアポカリプス世の中の象徴的な表現だと考えた。 それを継承したと考えていただければありがたい」と説明した。

また、「K-ゾンビ」という言葉を作った『釜山行』の続編として『半島』にも様々なゾンビが登場する。
ヨン監督がポイントごとにゾンビたちの動作とコンセプトを付与しただけに、これをひとつずつ探してみる楽しさもあるだろう。




明日からはネットで観客レビューを検索します◎
ギャガさん、日本公開はよ!!


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marshmallow-qa.com

*1:OTTサービス関連記事 https://www.jetro.go.jp/world/asia/kr/ip/ipnews/2020/200608.html

*2:キム・ウィソン「憎まれっ子世に憚る」を体現したかのようなおじさんを演じた俳優。容赦なく他人を犠牲に生き残りを図るも最後の最後にゾンビになってしまう。

*3:ヌルボさんのブログに詳細な解説があります。 https://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/ec3174d2fab26e134c9e38dcbaebaef7

*4:ブルーチップ=有力株映画界で活発に活動してインパクトのある姿を見せる俳優 忠武路(チュンムロ)は1955年に大規模な映画館である大韓劇場ができた後、映画会社の本社や映画館も多く集まり、1970~80年頃には映画の町として知られるようになった。現在、映画会社は少なくなったものの「忠武路」は韓国映画界の代名詞となっている。2006年からは忠武路国際映画祭が開催されている。 このブログでも最近、ク・ギョファンについてまとめました。 https://mongolia.hatenablog.com/entry/Ku_Kyo-Hwan