『반도(邦題:新感染半島)』ヨン・サンホ監督ノーカットインタビュー 前編

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7月下旬にアップされていた監督のインタビュー記事、やっと訳せました!(素人訳、そしてまだ前編だけ)

監督かわいいㅠㅜ





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釜山行き列車に乗ったソンギョン(チョン・ユミ)とスアン(キム・スアン)がからくも生き残った軍隊と会った時、急に襲ってきた災害状況がよくなるのではないかと希望してみた。
ところが、その後4年、半島は生きていることより生きていないことがより多い廃墟の地になった。
生命力を貪る存在「ゾンビ」たちによって大韓民国という国は事実上消えた。
すべての国が感染を防ぐために半島にかんぬきをかけた。地理的にも政治的にも孤立した。
かろうじて半島を抜け出たジョンソク(カン・ドンウォン)が4年ぶりに戻ってきて向き合ったことは生きている者たちさえ捨てた、神が捨てた地『半島』だった。
運行を止めたまま埃が積もった車が都心にぎっしりと集まり、ところどころにゾンビと人間の死体が散らばっていた。


前作『釜山行』以後4年ぶりにもろってきたヨン・サンホ監督が描いた『半島』は「ポストアポカリプス」だ。
14日ソウル・鍾路区三清洞にあるカフェでヨン監督と会い、彼が描き出した廃墟と地に関する話を聞いてみた。


『釜山行』その後4年、廃墟になった半島


『釜山行』続編が出るならというつもりがあったのだけれど、投資社等にもしようという話が多かったんです。
若い時に観た『MAD MAX2怒りのデスロード』とか『ウォーターワールド』、漫画『AKIRA』、『ドラゴンヘッド』等と同じポストアポカリプス物をしてみる機会があるかと思ったんです。
そこで『半島』を通してそんなジャンルもしてみようという気がしました。


訳がわからない理由で現代文明が崩壊して起こる事たち、荒廃するすべてのものが消えゆく世界で生き残る人間たち、限定された資源を取り囲む弱肉強食の法則等、ポストアポカリプスでは現実と人間の姿を想像力でもっとも極端的な状況まで押しやった。
『半島』依然として状況も、人間もすべて極端に突っ走る状態を描いていた。作家的想像力はやはり極大化されるジャンルという点でヨン・サンホ監督は「『釜山行』以降韓国はどうか」という想像をたくさんした。

すべてが消えうせた半島をスクリーンに具現すため1年をかけてフリープロダクション(映画準備段階)を通じて精巧に設計し進めた。
250余名の国内最高峰VFX制作陣が約1300カットのCG作業を進行した。
600カットが使用され『釜山行』のエ倍を超える分量だ。これまでにない滅亡以降の世界を描き出すために力を入れてきた。



できることが限定的なので多くのアイデアが必要だった。
ポストアポカリプスの背景を全部セットでできないじゃないですか。
セットの費用がものすごくかかるしかない状況だからアイデアを絞りました。
序盤の仁川港、ジョンソクとジュニが出会う道路、エンディングの仁川港はみんな同じセットです。
ひとつでセッティングだけ変えたら背景をみんなCGで撮影しました。そのようにしてみるとアニメーションに近い作業になりました。
だから果敢に全体アニメーションで行ってみようという考えを持って作業しました。



600坪規模の631部隊のアジトはいろいろな、海外のさびれたショッピングモールを参考にしました。ジョンソク一行が4年ぶりに再び韓国に戻ってきて初めて向き合ったところは仁川港だ。ヨン監督は想像できないイメージを披露するため、沈没した船と都市の真ん中に流されてきた船を具現した。

映画の中でミンジョンがトラックを運転して631部隊の小隊長・ファン中佐によって危険にさらされたジョンソクを助けるため外に出る場面があった。
該当の場面でミンジョンはデジタルキャラクターだ。 
ヨン監督は「実は今回、果敢にCGを使った。危険な場面はCGを活用した」とし「これからはもっとしてみようかという考えも持った」と言った。


(YouTubeでもCG制作部分がアップされていました)



劇場に行くというわくわく感 映画的体験を伝える『半島』


『半島』はローラーコースターみたいな映画だ。
アクションブロックバスターという言葉にふさわしい約20分のカーチェイシングシーンが出た。
ジュニが車を運転してハイレベルの運転スキルと地形地物を利用した華麗なドラフトでゾンビの群れと631部隊の車を薙ぎ払う打撃感溢れるシーンは『半島』の中で最も優れたところだ。映画を観た観客たちの中には『MAD MAX』を思い浮かべた人たちもいた。


そのような点で『半島』は劇場で観られる映画的体験を極大化した作品でもある。


映画について何年か前から悩んできたことは劇場に行くという事は何か、劇場で映画を観るということは何かということです。
私が20代はじめだった時、劇場で映画を観た行為と今はだいぶ違うようです。
根本に帰って、ひさしぶりに劇場に行くことは何かと悩みました。劇場に行くというドキドキして、体験的なものだと思い出しました。
『ターミネーター』『ジュラシックパーク』などを観に行く時、どきどきしいていたでしょう。
『半島』も人々が見たことのない世界に入って楽しめる映画になればよいと考えて作りました。



事実、ヨン監督の映画を振り返ってみると興味深い。
その演出のはじまりはアニメーションだ。
既存のアニメーションと異なりリアルな絵と独特な素材で独立映画界に名をはせた。
より多くの人々にヨン監督を刻印させたものは初の長編アニメーション『豚の王』だ。社会批判的な視線を剥き出し、世界多数の映画祭で受賞した。

アニメーション作業だけしてきたヨン監督の初の実写長編であり、産業映画は全世界にKゾンビシンドロームを起こした『釜山行』だ。1000万の観客数を突破したことはもちろん、第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門ミッドナイトスクリーニン上映作に選定された。


『豚の王』『我は神なり』をした時と『釜山行』をしてからで、映画というものに対して考えと映画の魅力がそれぞれ違うようだということを考えた。
『豚の王』と『我は神なり』は少数の観客がその映画に含まれた意味を話をすることができる楽しさがあります。
『釜山行』以降、印象深かかったのは町のちびっこたちがゾンビの真似をして歩き回っていたことです。
昔に『キョンシー』を見たのを思い出しました。
大衆芸術だけの快感があるようです。



意外に『釜山行』を幼い観客たちが好むのを見たので、『半島』は家族単位の観客が楽しめる映画を作ったいという気持ちで臨んだ。



本当に久しぶりに家族がマスクをして劇場に来て、『半島』を気持ちよく観れるのではと思います。
『半島』は緊張と感動がひとつになったアップテンポのアクションブロックバスター映画です。
ポストアポカリプスのビジュアルを見ることだけでも楽しさと新しい映画的体験ができますように願っています。




(後編に続く)





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